ちっさいおにっち再び

ち(っさいおにっち)「なぁ、自分、ビール飲みとうないけ」

私「なんだ唐突に、今忙しいからあっちで1人じゃんけんでもしてなさい」

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ち「自分なんで会社におるのん?このお天道様の下で更に人の下にいるのん?さては自分あほやな!?前々から薄々感づいてたけどあほあほやな?」

私「すっ」

 

ち「やっぱりあほやな!男が昨日弱点だったものを今日克服していないと思うなよ!きてみぃ!ぎゃあああああああああああああ」

 

私「ちっとも進歩してねぇじゃねえか、素直さが無くなった分退化してるじゃねぇか」

 

ち「ちがうがな、そこはお前(なに!じゃあこれはもう使えないな!)っていいながら引くとこやがな!ほんまのあほやな!アホアホマンやな!」

私「そのハートの強さだけは認めてやろう。しかし私はいそがしい、コレやるから静かにしてなさい」

 

ち「ちっ、しけとんのぅ、また蒲焼さん太郎かい!ぎゃああああああああ」

ち「ちょ、おまっ!せめてなんか言えや!いきなりビリビリすんなや!そんでピリピリすんなや!」

 

私「AEDって知ってるか?」

ち「はーーい、ありがたく蒲焼さん太郎いただきまーーす。僕コレすっきゃねんな!大好物や!」

 

私「やっと静かになったか….」

 

ち「のぅ自分、ビール飲みとうないけ」

 

私「お前のその記憶力の無さはどこから来るんだ?それともやっぱり異常にハートが強いのか??」

ち「ちゃうねん、そんなんちゃうねん」

 

ち「この雲一つない青空の下でビール飲まんで仕事するなんてお前はどれだけ贅沢もんやって事が言いたいねん」

 

ち「お前、北海道の夏の短さしっとるけ?トレンディエンジェル斉藤さんの前髪より短いんやで?」

 

私「いや、斉藤さん前髪ねぇだろ、生きてる毛はむしろ長めにしてるだろ」

 

ち「またこれや…お前は何かにつけて出来ない理由をさがしては諦める口実をつくりよる。そのうち和風総本家に言い訳の巧みとして出演するんちゃうか?」

 

私「あほか!私がこうやって仕事しているからお前も飯が食えてビールが飲めるんじゃねぇか!」

 

ち「まぁ聞けや、その失敗した餃子みたいな耳こっち向けてよう聞けや!」

ち「人生の時間ってお前みたいなもんでも意識したことあるか?お前に残された時間が永遠に続くような気がしてないか?そもそもそれすら気づいてないんとちゃうか??」

 

ち「そのほんの一瞬の人生を最大限に活かす方法知ってるか?全ての行動を最適化すんねん!時間は有限やからな!有限会社おにっちや!うわっ!今にもつぶれそうよのぅ!」

私「言い残すことはそれだけか?」

 

ち「だから待てって!お前はなんでそんなに血の気が多いねん!お金は少ないのに血の気は多いねんな!さてはあれか?自分、血の気に投資してんとちゃうか!?」

 

ち「はいごめんなさい調子乗りました!まぁ、焦らんと聞いてくださいよ大将~」

 

ち「人間っていうのは弱い生き物やからよく迷うんですわ、そんでその迷いにとっても弱いんですわ。せやからルールとかパターン化することでなるべくその迷いから逃れようとするんですわ。そうしたら考えなくて済みますがな。けどな!そうすることで考える力を失って、だんだんルールが自分にそぐわなくなってもそのまま従い続けようとするんですわ。こうなると多少不具合があっても無理矢理いつものパターンにはめ込もうとするのが人間ですわ。無駄に待ってみたり後回しにしてみたり。こうなるともう人生の時間無駄にしまくりですわ。人生はサッカーちゃいますねんで?ロスタイムは最後に返ってきませんぜ?」

 

私「一理あるな」

 

ち「ふん!何がいちりあるなだ!ワシの教えをありがたがって聞かんかい!

 

ち「話の腰折るやつがおるから話が進まんわっ!折るやつおるからなプッ」

 

私「なぁAE」

 

ち「やりたいことや、やらなくちゃいけないことって沢山あるわな?その中から適切なものなんてどうやって選んだら良いか自分みたいな頭すっからかんにはわからへんやろ?そんな頭すっからかんに良いことを教えてやろう。答えは自分が喜ぶことをするんや!自分の感情が喜んでいるとき、それは最もふさわしいタイミングで最適なことをやっている証拠や」

 

ち「時にすっからかん、自分、今この瞬間この青空の下仕事してて楽しいか?ビアガーデンでビール飲むより楽しいか?」

 

私「そんなのビアガーデンの方が楽しいに決まってるじゃねぇか」

 

ち「じゃあなんでそうせぇへんねん!お前は明日両足の関節がストライキ起こして立てへんようになるかもしれへんねんで!お前の全財産がワシのお小遣いに溶けて無くなってビール飲めんようになるかもしれへんねんで!」

 

私「どうやら私が間違ってたようだ、ちっさいおっさん…..」

 

ち「わかればいいねん、アホアホマン。コレに懲りたらこれからはワシの言うこと素直に聞くねんで」

 

私「はい、わかりまし…….た…..っていうと思ってんのかごるぁ!仕事せんと飯くえんわ!誰がアホアホマンじゃこのタダ飯ぐらいの加齢臭製造器ぃっぃいいいい!」

ち「ぎゃあああああああああああああああああ」

 

 

物事には適度というものがあります。

自分の人生のバランスをよく考えて行動しましょう。