自分は記憶力が悪いからなかなか物事を覚えることができない。
そう思っていませんか?
そもそも人は記憶力の優劣を比べられるほどその能力を引き出せているのでしょうか?
脳には使われていない領域がたくさんあるとよくいわれますよね?
その能力を全て引き出すことができたならそれぞれの優劣の問題が出てくるかもしれません。
しかしそうでないのなら記憶力の優劣だと思っていた物は実はその方法が優れているか否かという違いでしかないのではないか?
私は今ふとそう思いました。
自分は記憶力が悪い。
そう思っている人は実は記憶をするのがヘタなだけなのです。
人間の記憶には
短期記憶
長期記憶
の二つがあり、短期記憶は定着せずすぐに消えてしまいます。
自分にとって必要だと思うことを覚えておくにはこの短期記憶を長期記憶にする必要があります。
そして短期記憶を長期記憶にするにはそれ相応の時間と努力が必要です。
自分が記憶力が悪いと思っている人はこのことを認識せず、短期記憶を長期記憶にする努力ができていなだけだと思うんです。
一方物事を覚えておくのが得意な人はこの短期記憶を長期記憶にする方法を取得している。
そしてこれを繰り返すことによってその方法が洗練され、より効果的に長期記憶にすることができているんだと思います。
記憶することが苦手な人はどうしたらいい?
端的に言うと
繰り返すことです。
短期記憶が失われる前に思い出す。
それを繰り返すことによって長期記憶として定着します。
それをより効果的にするためには覚える対象に集中する必要があります。
ただ一度視界に入っただけの物を忘れてしまうなどということは当然です。
誰でもそうです。
まずは対象をしっかり認識する。
なんとなくではなくてしっかりと認識する。
見た気になっているということを防ぐ。
そして認識したら繰り返し覚える。
こうすることで短期記憶→長期記憶という流れができます。
視覚情報と聴覚情報を組み合わせることや語呂合わせなど効率的に覚えられる方法と組み合わせるとより効果的です。
記憶するということを明確にしてその力を強化しましょう。