「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する
組織犯罪処罰法改正案が成立しました。
テレビをなんとなく見ているとその採決の方法ばかりがとりあげ
られていますが、そもそもどうしてこういう手法をとるに至った
のか。
何故野党は反対していたのか。
わかりますか?
共謀罪の問題点として挙げられたのが
その適用範囲が不明確だということ。
どこまでを組織的と見なすか。
といった線引きが難しいというのが反対される
大きな原因です。
そういう問題点を話しあってより良い方向に
勧めていくのが政治ではないのでしょうか。
どうして奇策を用いてまで採決を急ぐ必要があったのでしょうか。
党の正当性を示そうとしたり、権力争いをすること
が本懐ではないのにな。
というのがいつも私が抱く印象です。
各政党の政治の方向性が顕著になるのはいいこと
ですが、相手の意見を否定するだけではなくて
この人たちに政治を任せれば
自分の国はどういった方向に進んでいく。
そういった期待感を抱かせなければいつまで
たっても選挙の投票率は上がらないと思います。
一般の人も自ら情報を集めて学ぶ必要がありますが
興味を抱かせないことにはそのきっかけが作られないと
思います。
もっと正しい議論をしている姿をわかりやすくアピール
してほしいな。
そんな風に思った金曜日の朝でした。