今朝のこと
月曜日のだるさが尋常ではない以外
いつもと変わらない出勤風景
まもなく会社に到着しようとしたそのとき
後方から聞いた事がない音が迫ってきます。
おそるおそる振り返ってみるとそこには自転車
正面から見ると何のことはない自転車
視覚には異常を感じられないのに
聴覚にだけは大きな違和感を感じます。
自転車からは今にもばらばらになりそうな
音がするのです。
うっすらと身の危険を感じながら
自転車から目を離せずにいると
だんだんと近づいて来た自転車は
私の横を駆け抜けます。
するとどうでしょう
後輪が完全にパンクしています。
パンクというかもうチューブが飛び出して
踊り狂っています。
自転車から発する奇っ怪なリズムと共に
チューブは踊り狂っています。
さらによく見ると泥よけも完全にひしゃげ
変な方向を向いています。
あの自転車は轢かれたのではないでしょうか…
しかしこいでいる人は快調に満面の笑顔です。
あの乗り物は私の知っている自転車ではなかったのでしょうか。
私はあの自転車らしきものが走行中に
ばらばらにならないことを願って止まないのでした。
世の中にはいろんな人がいるな。