わからんよ

人の考えていることというのはわからないものです。

しかし、何かしらの行動をとっているその背景には必ずその人なりの考えが存在します。

 

つい先ほど通勤途中でのこと

 

地下鉄に乗り込んだ私は空席を見つけ、そこに座ろうと座席に向かいました。

私の前には高校生の男の子がおり、その高校生もその空席に向かって歩いています。

これは先に座られてしまうな、仕方がない。

半ばあきらめながらも歩き続けると、その高校生は空席の前に立ち止まり座ることはありません。

 

この時点で

わざわざ空席の前に立ち止まり、他の人が座るのを妨げるという選択肢をとった彼の考えが若干理解しにくい。

 

どうせ座らないのなら既に埋まっている席の前に立てば他の人はスムーズに空席に座れるのに。

私が座りたかったからそう思うのではなく、自分が彼の立場なら考える余地もなくそうしているからこそ疑問が湧きます。

 

ただしここで腹を立てるのは若干、時期尚早というものです。

彼は目の前に人が座っている状況が苦手であえて空席の前に立っていたのかもしれません。

それを彼が選ぶのは自由です。

 

「すみません」と声をかけ、少しよけてもらい無事に座る事ができました。

ほっとした次の瞬間。

私は自分の目を疑いました。

 

 

彼、回ってる!

 

その高校生がその場でゆっくり回っているではありませんか。

 

わからん!

 

さすがにわからんよ。

 

私がその座席についた時点で

 

・スマホを見る

・広告に目をやる

・回る 【NEW】

 

という選択肢が生じた理由が私の思考回路では全く想像できない。

 

しかも

・スマホを見る

・広告に目をやる

・回る 【NEW】 ←

 

となった理由が皆目見当もつかない。

 

私が彼の横をすり抜けるときに若干彼に触れてしまい、慣性の力を与えてしまったのでしょうか

急に地軸としての自覚が芽生えたのでしょうか。

何にせよわからん!

 

私はすぐに地下鉄を下車したのでその後の彼の行動を知るよしもありませんが

彼は今もどこかで回っているのでしょうか。

 

わからん。