ち(っさいおにっち)「なぁ自分、蛇触れるか蛇。鉈ちゃうで、蛇やで」
私「唐突だな。正直あまり得意ではないかな」
ち「それは何か理由があんのけ?」
私「いや、これといって思い当たる理由はない。」
ち「小さい頃から周りの人間が蛇を嫌っているのを見てそれを学習した。はたまた本能的に苦手か。どっちやねん」
私「どちらかというと後者かなぁ…でもは虫類好きな人以外は結構みんな苦手な物じゃないか?」
ち「なんでやと思う?」
私「逆になんで?」
ち「質問をそのまま質問で返す辺り絶望的にセンスも知能もないな。平常運転やな。全くダイヤに乱れないな。」
私「鉈で捌いてやろうか?」
ち「まぁまて、これから教えてやるがな。大昔の人間にとって蛇や蜘蛛なんていう毒を持つ生物は大敵だよな?毒を注入されたら生命の危機やからな。」
ち「じゃあそれを防ぐタメにどうしたらいいか。答えは簡単近づかない。」
私「うんうん。」
ち「変なタイミングで相槌いれて話の腰折るなや。黙って前歯でも触ってなさい。」
私 「くっ!続けろ」
ち「近づかなければ毒をくらう心配はない。」
ち「ただしそんなこといちいち考えながら生活していたら人間の思考はオーバーフローする。」
ち「考えなきゃならんことが膨大にあるわけやからな。そこで育ってきたのが本能という便利システムや」
私「自動処理システムを搭載したわけか」
ち「せや!そうすることによって(アカン!蛇や!鉈ちゃうで!蛇や!!アカン!あっかーーーーん!!毒くらったら一大事やがな!こわっ!こっわ!!)っていう一連の思考を省くことができるようになるわけやな」
ち「そうやって少しずつ形成されてきたのが本能や」
私「なるほど。生きるために最適化してきたんだな。」
ち「これよりもう少し歴史の浅いのが最初に出てきた生活環境によって作られた観念な。これは顕在意識で考えられとる」
私「本能ほど自動的ではないにせよ、周りの知恵を学習して無意識に引き出せるようにしたわけか」
ち「そういうこっちゃ。」
私「なるほどな。ちなみにちっさいおっさんが本能的に苦手なものなんてあるのか?」
ち「そりゃあるがな。お前のようなアホアホマンや!知能指数が低い生物に影響されるのをわしのご先祖様は良しとせんかったようやな」
ドスっ!!
ち「あぶなっ!鉈投げんなや!あほか!!あっぶな!!くそーーー今日という今日は絶滅させたるぞこのあほ王子!!」
私「返り討ちじゃこのやらぁーーーーー!!」
わーーーーわーーーーーぎゃーーーぎゃーーーーー。
みんな仲良くね。
異常おにっちでした。
誰が異常じゃ!
以上、おにっちでした。
今日も一日がんばろうね。