他人の事は変えることができない
変えられるのは自分の事だけ
それならば何故、人は不満を抱いたときそれを外に吐き出したがるのか
自分以外の事に不満を抱いても
自分が出来る事は自分の行動を変えるだけならば
変化を及ぼすことはできないのに
そこには
自分の考えを外に出すことで誰かがそれを変えてくれるかもしれないという希望
そして
自分の考えに同調してくれる他人を探すことで自分の考えが間違っていないと証明したい欲求があるのではないだろうか。
しかし
他の誰かが自分の不満を解消してくれるなんていう都合の良い事はそう起こらないし
自分の考えに同調してもらうことで自分の考えが間違っていないという気持ちを強化してしまうと不満は余計に高まる。
つまり
自分にとって利益は無い。
自分の考えを声に出して人に伝えるということは非常に大切だが
それは不満をぶつける事ではなくて
問題と感じていることを解決するための対話にならなくてはならない
不満によって生まれた怒りをぶつけたり
相手の人格批判が混ざってしまっては何の役にも立たない
思考より感情は本能に近いから
感情に振り回されずに冷静に事の本質を考える
ということを意識していないと
問題をより複雑化してしまうことになりかねない。
負の感情が沸き立ってしまったら
それを冷ますこと
その感情の正体をよく見ること
そんな事をしてみると見えてくる物があるかもしれない
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