背中を押してはいけない時

 

相手が断崖絶壁に立っている時

階段を下っている時

靴紐を結んでいる時

 

当然ダメ

 

大けがに繋がります。

 

普通の人はこんな時に他人の背中を押さない。

けれど心の話となるとナチュラルにこんな時に背中を押す人が意外と多い。

 

人には適度に休憩を取りながら生きる人もいれば

力の限り全力で体力を使い果たすまで突っ走る人がいる。

 

後者は時に休むという事を知らない。

 

疲れ切って一歩も動けなくなって初めて立ち止まる。

そんな時誰かに助けを求めて心の内を話したとします。

 

「誰だって~~」

「自分だって~~」

「そんなもんだよ」

「頑張れ!元気出せ!!」

 

疲れてうつむいている人

しゃがみ込んでしまっている人

そんな人の背中を押そうする。

 

転んで余計に自体は悪化する。

 

こんな時に必要なのは背中を押すことではなくて

そっと支えること。

 

自分の意見を押しつけるのではなくて

相手の意見を受け止めること。

そして支えること。

 

 

心が疲れている人は是非後者にお話しをして欲しい。

 

ただ、世の中には弱っている人に自分の意見を押しつけて悦に入ろうとする人がいる。

自分が相手を救ってやろう

自分が悩みを解決してやろうと

息巻いて近づいてくる。

 

相手の為を思っているフリをして

弱っている相手のエネルギーを吸い取ろうとする輩。

自分がエネルギーを吸い取るために弱っている人に近づいてくる。

 

どうかこのような人は相手にしないでほしい。

悪気はないのかもしれない。

しかし自分の為にはならない。

疲れ果てているときに相手にしてはいけない種類の人。

 

近寄ってきても頼ってはいけない。

 

そして支える側の人

支え続けてもいけない。

疲れ果てた人が寄りかかることに慣れてしまって立ち直る機会を失ってしまわぬようよく見守って欲しい。

 

いつまでも補助輪をつけていたら永遠に自転車に乗れるようにはならない。

 

人の為の思うということは非常に奥が深い

これが正解というものは恐らくない

疲れている人が少しでも上手に休めるといいね

 

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